分析的思考と比喩の利用 [学習問題]
〇分析的思考
・分析するとは分けて考えることである。分けて書いている文章は論理的である。箇条書き風に書くことで整然とした分析を示すことができ、主題を初めと終わりに繰り返して表現する双括法の利用も効果的な表現である。
〇比喩の利用
・比喩を使った小論文は知的な文章といえる。
比喩には直喩(シミリー)、隠喩(メタファー)、寓喩(アレゴリー)、声喩(オノマトピア)
活喩…擬人法、擬物法がある。
課題4 好きな言葉あるいは格言を一つ取り上げ、なぜ好きなのか400字以内で具体的に述べなさい。
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文章の構成 [学習問題]
〇文章の構成
・三段階構成法(事実の提示-事実の解釈-解釈の適用(一般化)、事実の提示-事実への提案-提案理由(論拠)など)
・四段階構成法
⇒起承転結になるが、材料を提示(起承転)―感想(結)、前置き(起)―材料の提示(承転)―意見(結)など様々な形式は考えられる。
〇要約の重要性
・他の人の意見文章の要約をしてみることは、問題意識を育てて「何を」書くかの照準を定める力を養う。主題から自分で問題を見つけ出してそれに対して自分なりに価値判断して自分の意見を定めるのである。
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小論文の特質 [学習問題]
<小論文の特質>
・小論文とは自分の意見を論理的に筋道立てて小規模な範囲で示す文章のことである。つまり、個人が自分なりに消化して身につけた見方「観」を表現することである。それにはきちんとした論拠を必要とし、説得に工夫をして構想を練って筋道を立て文章を構成する必要がある。
<意見を反映させる表現法とは>
・意見を出して問題提起をした後、事実を提示し論証して締めくくる方法、問題提起し事実を提示した後、それを補説するだけの方法、また、意見について比喩を交えて展開する方法がある。
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小論文基本講座 [学習問題]
<小論文の基本構成講座>
以下の順を追って構成していくのが600字~800字程度の文章を書くときには一般的なパターンです。
1.発端…課題小論文のときは、きっかけとなる例を示す。また、資料小論文のときは資料分の内容を 「筆者は…と言っている」とまとめて示す。
2.問題提起…「しかし…ではなかろうか」「では…なのだろうか」のような用語を使って発問する。
3.例示…「例えば」「かつて」などの語を用いて違う例を二つ挙げて比較したり、同じ例を並べて強調したりする。
4.分析…前の具体例の内容を分析する。「こうしてみると…と言える」「これらは…を物語っている」のように、共通点や相違点を抽出して明示する。
5.意見…「よって…ではあるまいか」「以上のことから…であると考える」などと自分の意見を述べる。最後の文末表現は力強く言い切る場合もあるし、余韻をのこす場合もある。
※ここで以上の小論文の基本構成を踏まえての課題です。課題・解答欄はこちら